奈良県と大阪府の間には葛城山(かつらぎざん)という山があります。葛城山は日本の古い歌の名前にもなっているほど古くから日本時になじみのある山です。
そんな葛城山、今ではツツジが美しいことで知られています。今回は2016年の葛城山のつつじの見ごろを検証してみましょう。
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葛城山のツツジの魅力
葛城山は標高959.7mでツツジ畑はその中腹にあります。葛城山のツツジの品種はヤマツツジで満開の時期は山が燃えるような赤に染まります。
毎年満開のシーズンを迎えると多くの観光客が訪れ、中には花盗人がいるとかいないとか。それほど美しい葛城山のツツジの魅力はその色もさることながら、ツツジ畑を見渡せるところに座ってくつろげるベンチもあり、まさに花の美しさのベストショットが簡単に取れる観光地としても魅力的です。
実際、筆者も毎年ツツジの名所と言われるところには赴(おもむ)くのですが、多くの名所のツツジはピンクのミヤマツツジが群集するところばかりでヤマツツジがこれほどまでに群集している所はまだ他に見たことがありません。
葛城山のつつじの見ごろ―2016年版―
葛城山のツツジの見ごろは例年5月上旬からつぼみが膨らみ、10日後の中旬には見ごろを迎えるようです。そのため、5月の連休の1週間後を目安にお休みを取ると満開のツツジを見ることができます。
しかし、2016年は冬の暖冬の影響で少し早めに咲く可能性があります。
これはあくまでも推測ですが、今年は梅の見ごろが1週間から2週間早く、各地にある観光農園でいちご狩りが楽しめる所は、例年よりも1ヶ月ほど早く狩り頃がきていました。
花の開花は温度差がポイントになってきますので、例年5月の開花なら今年はもう少し早いかもしれません。
葛城山の夜と月
葛城山のツツジを見るために気を付けたいことーあとがきー
葛城山のツツジが満開の時期は、混雑もピークに達します。これは土日平日関係ありません。そのため、駐車スペースや葛城山ロープウェイは大変混雑します。
これに対応する形で近鉄御所駅からは奈良交通の臨時バスが発着します。しかし、混雑のピーク時である午前10時から午後2時はそのどれもマヒした状態になりますので、2時から夕方を目安にして訪れると良いでしょう。
【要注意:トイレ事情】
また、山中には中腹にある葛城高原ロッジ、葛城山ロープウェイの到着地点の葛城山城駅と頂上に近い白樺食堂の3ヶ所にしかお手洗いがありません。自然ツツジ園に行かれる方は空いている所を見つけたら必ず済ませるようにしましょう。
次回、葛城山のつつじ見物ロープウェイ始発と待ち時間について書いていきます。
By June