宮城県柴田郡大河原町の一目千本桜(ひとめせんぼんざくら)は東北の誇る桜の1つです。今回はその優雅な一目千本桜を鑑賞するときは船上も候補に入れたい!なことや開花情報をお届けします。
見出し
一目千本桜とは
一目千本桜は、宮城県大河原町を流れる白石川の川岸に千本並ぶソメイヨシノ(9割)とシロヤマザクラ(1割)のことです。
大正12年(1923)大河原町出身の高山開治郎によってこれらの桜は寄贈されました。
その時、高山氏は自らの手で東京から読んだ植木職人2人と一緒に、この河川敷に千本の桜を植林したとされ、現在でもそのことが語り継がれています。
一目千本桜の樹齢は2016年の今年約90年を迎えますが、そうとは思えない美しさで咲き誇っています。
また、千本桜の後ろには蔵王連峰の山々の景色が広がっています。
訪れた人は、この山々を借景にすると、まるで大河原のすべての里・山・川が、ここに春が来たことを喜んでいるような気分を味わえますよ~。
[HD]宮城・白石川堤一目千本桜(sakura)Cherry blossom 花の名所案内(4分10秒)
※一番、閲覧回数が多い動画です。
白石川堤一目千本桜のグーグルマップ ストリートビューOK
こちらも、ストリートビューできます。右下の黄色いペグマンをドラックして、桜並木をお散歩してみましょう。
大河原桜まつり
一目千本桜が開花を迎える4月上旬~2週間、
千本桜の近くの白石川右岸河川敷公園では、大河原桜まつりが開催されます。
お祭りの開催中、白石川ではその素晴らしい景色を堪能いただけるようにと、お花見屋形船が運行され20分間船上からのお花見を楽しむことができます。
また、お祭り最中は、大河原町の観光スポットが散策コースへと変わります。
夕方6時から夜10時にはライトアップも行われ、夜桜の神秘的な姿を見ることができます。
この他にお祭りでは観光物産協会の出店やお花見弁当の販売(その数なんと9種類)が行われますので、手ぶらで訪れてもお花見が楽しめます。
以下、昨年の桜まつりの情報を参考に出店の営業時間などを簡単に紹介していきます。
お花見屋形船の運航 10:00~16:00(お客さんが多い時は午前9時~)
運航ルート 桜まつり会場(白石川右岸河川敷公園)⇔ 韮神堰手前
往復2.3㎞ 20分
料金 大人1000円 小学生500円
※予約はできません。また、天候によって運休することがあります。
各種屋台 10:00~最長21:00
お花見弁当 11:00~(売り切れ次第終了)
(画像:フリー素材屋Hoshino)
一目千本桜の開花情報
2016年度の大河原桜まつりのお知らせはまだどこにも掲載されていません。(2016年2月19日現在)
今年は温度の急変化で、なかなか見通しが立ちません。ちなみに、昨年の桜まつりは、2015年は4月8日~4月21日に行われました。
by June(変なとこでバトンタッチ)
そんな中、一番のお役立ち情報は、大河原町のホームページです。
昨年は、蕾の時期から、毎日現場の画像をアップしています。
また、同ページに過去の開花状況の記載があるので、予定の参考になります。
大河原町のホームページ → 桜情報はこちらです。
一目千本桜と星空 - Cherry blossom -(2分6秒)
※満月前の月明かり、こちら蔵王連山を背景に美しい光景がご覧になれます。
あとがき
この一番上の動画を見て思ったのですが、そういえば、桜の木ってなんだか黒くないですか?
前回の、薄墨桜もそうだったんですが、「でかっ!」の次に「くろっ!」って思ったのを思い出しました。(あ、薄墨桜は見に行ったら、蕾もない状態で、巨大な樹木だけが鎮座なさっておったので、余計クロ一色だったんですけど。)
これって、あれですかねぇ…。
淡い薄い桜が少しでも優雅に映えるようにと、デザイン設計されたんでしょうか。
自然って奥がふか~い。
by emilie