スマホ充電のタイミング★バッテリーを長持ちさせるベストは〇%になったら!

スマホ充電のタイミング★バッテリーを長持ちさせるベストは〇%になったら!

スマホ 充電 バッテリー

StockSnap / Pixabay

スマホのバッテリーにまつわるウワサって色々ありますね。「完全に使い切ってから充電しないと寿命が短くなる」「充電の回数が多いと劣化が早い」など、様々な話を聞きますが、本当はどれが正しいのでしょうか?この記事では、スマホのバッテリーの劣化の仕組みや、正しい充電方法、残り〇%が充電するベストタイミングかをズバリお伝えします!

見出し

スマホのバッテリーの寿命とは?なぜ劣化していくの?

新しくスマホを購入して使っていくと、買ったばかりの頃と比べて、使える時間がどんどん短くなっていくことに気付きます。なぜバッテリーは劣化していってしまうのでしょうか?

スマホに使われているのはリチウムイオン電池ですが、この電池はスマホを使ったり(放電)、充電するたびに、電池内部の材料が化学変化を起こし、電気を流す役割のイオンが減ってしまい、電気を貯める力が徐々に弱まっていくのです。

つまり、スマホを使い続けていく以上バッテリーの劣化は止められません。使うだけでも劣化しますし、充電しても劣化します。

では、一体どれくらい充電を繰り返すと、スマホのバッテリーは寿命を迎えるのでしょうか?

現在のスマートフォンの電池は、一般的には500サイクルほど充電を繰り返すと寿命が来ると言われています。

1サイクルは、単純に充電をした回数ではなく、0%から100%までのフル充電を使い切った時点を1サイクルと数えます。一日に何回充電しても、使った容量が100%に満たなければ1サイクル消費したことにはなりません。

この考え方だと、基本的にはだいたい2年くらいが寿命だという計算になります。

購入してから2年以上経っているスマホなら、「バッテリーの持ちが悪くなった」というのは、ある程度仕方がないと言えます。

しかし、「買ってそんなに経っていないのに一日バッテリーが持たない」というのは、あなたの充電のやり方にちょっと問題があるかもしれません。

次は、スマホを充電する時に注意したいNG行為をご紹介していきます!

スマホのバッテリー劣化を促進してしまうNG行為とは?

iPhone 充電 タイミング

stokpic / Pixabay

スマホのリチウムイオン電池は、充電や放電を繰り返すことで劣化していきますが、そのやり方によっては劣化を促進してしまうことがあります。

よく「バッテリーを使い切らずに継ぎ足し充電するとよくない」という話を聞きますが、スマホにおいてそれは正しいとは言えません。

先程も言いましたが、リチウムイオン電池は、放電や充電により劣化していきます。「バッテリーを使い切る」ということは、無駄に放電させることになり、劣化のサイクルを速くしてしまうだけです。

ではなぜ、「バッテリーは使い切るべき」という説が今も出回っているのでしょうか?

おそらく、「ニッケル水素電池」と混同して考えている人が多いのでしょう。ニッケル水素電池の場合は、継ぎ足し充電をすると電池の寿命が縮まるという機能があるので、間違えているのだと考えられます。

とにかく、「いつも使い切ってから充電」という行為はスマホのバッテリーの寿命を延ばすこととは逆効果になります。日頃このような方法を取っている方はやめた方がいいでしょう。

では逆に、常に充電器に差しっぱなしにしてフル充電させておけば良いのでしょうか?

実はこれも逆効果。最近のスマホにはバッテリー管理機能があり、過充電で電池に負担をかけることはあまり考えられませんが、問題は「充電しながらスマホを使ってしまうこと」です。

ゲームをしたり動画を見ているとスマホが熱を持つことがありますが、高温になっている状態で充電をしてしまうと、バッテリーのリチウムイオンの減少を促進してしまうのです。

「電力を使っても常に供給されて便利」に思えるかもしれませんが、充電器に差しっぱなしで使う状態は、バッテリーにとって大きな負担になります。

また、電池残量30~80%の状態が、放電電圧が一番安定していると言われています。残量が少なすぎても多すぎても「過放電」といって、電圧が急激に低下し蓄電性能が下がっていってしまう恐れがあります。

0でも100でもなく、30~80%の状態を保つようにすると、バッテリーへの負担を減らすことができ、寿命が縮むスピードを遅らせることができます。

それから、あまり気にしていない人も多いですが、品質の悪い充電器を使うのもバッテリーに負担をかけます。

スマホ 充電 バッテリー

kalhh / Pixabay

各キャリアが販売している正規の充電器なら何も心配いりませんが、安価な製品の場合、電気が不安定な状態で供給されることがあり、高温になりやすく負担が大きくなります。

「充電できればなんでもいいや」と思いがちですが、バッテリーの寿命のことを考えると、正規の充電器を使うほうが安心できます。これから充電器を新調するという人は、値段だけで充電器を選ぶのはやめた方がいいでしょう。

正規のものでない充電器を選ぶときは、「MCPCマーク」というモバイル充電安全認証を受けた製品を選ぶと安心です。このマークがある製品は、安全に使用できる基準に適合しているので良いでしょう。

ズバリ!充電をするベストタイミングは?

アンドロイド 充電 タイミング

O12 / Pixabay

充電する一番良いタイミングは、ズバリ「残量30%になったら」です!

リチウムイオン電池の放電電圧が安定している下限が30%です。これ以上残っている時に充電しても良いのですが、あまりにも頻繁に充電をすると、バッテリーには関係なくても、抜き差しで充電ケーブルやスマホ本体の差込口にダメージを与えてしまいよくありません。

「30%を切ったら即アウト」ではありませんが、これくらいの残量を目安に「完全に0」になる前に充電し、満タンまで充電せずに80%くらいで終える、ということを心がけましょう。

それに加え、「使いながら充電しない」「安全な充電器を使う」などに気を付けていれば、なにも考えずに日々充電するより、バッテリーの寿命を長くすることができます。

スマホのバッテリー★充電のやり方で寿命は変わる!

電池というものは消耗品ですから、永遠に使えるものはありません。必ず寿命はやってきます。

ただ、「どういう仕組みで電池が劣化していくのか?」「どうやったら劣化が進むスピードを抑えられるのか?」を知っておくだけで、バッテリーの寿命を延ばすことはできます。

ご紹介したNG行為、きっと知らずにやっている人も多いのでは?

今日から気を付ければ、あなたのスマホのバッテリー、今までより長く活躍してくれますよ。

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