春は旅立ちの季節ですね。退職や転職、異動や引っ越しなどお別れ、そして新しい出会い。お別れのときには、今までお世話なった方に心を込めた言葉を贈る「色紙の寄せ書き」をプレゼントしてみませんか? ポイントさえ押さえれば、意外に簡単な言葉でも、感謝の気持ちやお祝いの気持ちをきちんと伝えることができます。
見出し
色紙の寄せ書き例文◆退職の場合
書く内容は、 「今まで頑張ってお仕事をされた労をねぎらい、 お世話になったことのお礼、これからの健康や幸運をお祈りする言葉」 を書くとよいでしょう。
要するに、言葉を贈る相手に気持ちよく旅立ってもらえる言葉であることがポイントです。
例えばシンプルに、
【A:○○さん、在職中は大変お世話になりました。
B:これからもお体を大切に、いつまでもお元気で。】
Aで、今までの労のねぎらいを、Bで未来へのエールを。 この2点に絞って簡潔に表しましょう。 もちろん、個人的なエピソードを添えるのもいいでしょう。
ポイントは、 A:今までのことを感謝、または褒めること。 B:これからのことを思い、明るい未来を祝うこと。 言うまでもありませんが、相手を敬うことが大切です。
もちろん、特に目上の方へは、敬語にも気を付けて。
いくら同僚の仲のいい友人でも、暴露話はタブーです。
色紙の寄せ書き例文◆転職・異動の場合
同様に、
【○○さんとは短い間でしたが、いろいろとお世話になりました。
つぎの仕事も大いに楽しんでください。】
【○○さんの笑顔には、いつも元気をもらいました。
新天地でも、その明るい笑顔で場を盛り上げてください】
今までのことと、未来のことを簡潔に。
色紙の寄せ書き例文◆異動・引越しの場合
【○○さん、○年間、お世話になりました。 何もわからない新入社員のわたしに、丁寧に教えていただいたことは、私の宝です。】
ただし、タブー語には注意です。
栄転の場合、「落ちる」「失う」「燃える」「倒れる」「終わる」など。
そんなつもりはないのに書いてしまった…気を付けたいものです。
また、仲の悪かった同僚や嫌いだった上司にも、恨み辛みの言葉はタブー。
言うまでもありません。
【お引越し先でも、○○さんらしく、持ち前の明るさでがんばってください。
応援しています。】
【本当にありがとうございました。 今までみたいにいつでも会えなくなるのはさびしいですが、これからもメール(ライン)やSNS(FB/Twitterなど)で近況を連絡しあいましょう】
「決して永遠のお別れではないよ。」という気持ちも、うれしいですね。
色紙の寄せ書き例文のまとめ
「お別れ」とは、見送る側にとって、さびしくて切ないことではありますが、見送られる側は、希望に満ちた新しい場所への出発や、さらなる上へのステップアップだったりするんですね。
今までお世話になった感謝や、明るい未来への心からの応援を小さな言葉の花束にして贈ってみてください。
必ず素敵な応援ができるはずです。