毛布を毎日使っているけど1回も洗ったことがなくて気になっていませんか?実は毛布ってかなり汚れています。クリーニングに出すのも良いですが、ルールさえ守れば自宅でも簡単に洗えるって知ってましたか?その方法をこれからじっくりわかりやすくお教えします。洗濯表示の見方や干し方の重要なコツまでしっかり解説するので、最後までぜひお見逃しなく!
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まずは毛布の表示をチェック!どんな方法なら洗える?
毛布を自宅で洗濯するときに、まずは真っ先に確認しなければいけないのが「洗濯表示」です。
この表示を見ないと、そもそも洗える素材の毛布かどうかわかりません。絹や動物の毛(ウールやカシミア)など天然の素材を、なにも考えずに水につけてしまうと、縮んでしまったり毛布をダメにしてしまう場合もあります。
きれいな状態にしてまた気持ちよく使うためには、このステップは外せません!軽く考えずに必ずチェックしましょう。
私も、自宅で今現在使用している毛布の洗濯表示をチェックしてみました。
まずは主人の使っている毛布をチェック。↓
左端に「手洗イ30」(手洗い30)表示があります。「エンソサラシ」(塩素晒し)マークにバツが付いていて、アイロンマークにもバツが付いています。右端には「ドライクリーニングセキユ系」(石油系)とあります。
マーク以外にも「タンブル乾燥不可」「柔軟仕上げ剤の使用をおすすめします」という説明もありました。
以上の情報から、この毛布は「自宅で洗濯するなら30℃までのお湯で手洗い・柔軟剤仕上げののち自然乾燥、漂白剤不可、クリーニングは石油系溶剤のドライで」ということになります。
もうひとつ見てみます。私が使用している薄手のマイヤー毛布はどうでしょう?
こちらは洗濯機のマークがありました。「弱40」「ネット使用」とありますね。先程の毛布と同じように、「エンソサラシ」とアイロンマークにバツがついています。
以上の情報から、この毛布は「洗濯機・乾燥機OK、ただし漂白剤は使用せず弱水流で40℃以下のお湯で」ということになります。
同じ毛布といえど、洗濯の方法は大きく違います。薄手の毛布なら洗濯機で洗うことができそうに思いますが、自己判断は良くありません。必ず表示をチェックしてから自宅での洗濯を検討しましょう。
「洗濯表示に書いてあることがよくわからない」という人は、以下のサイトが参考になります。洗濯表示は2016年に新しいものになりましたが、Lion(アクロン)のサイトでは新旧両方の表示の確認が可能。かなり前に買った毛布を洗いたいときにも参考になります。
↑ウィキペディアによると、2016年からこんなにも変更になっていますよ~。
実際に洗う前に確認しておきたいこととは?
毛布が自宅で洗えることがわかっても、実際に洗濯する前に、自宅の環境で確認しておくべき点がいくつかあります。
素材的に洗濯機で洗える毛布でも、大きさや重さが洗濯機の容量を超えてしまってはきちんと洗えないばかりか、毛布を傷めて使えなくしてしまう可能性もあります。毛布が洗濯機に入るかどうか、洗う前に一度実際に入れてみて、必ず確認しておきましょう。
薄手の毛布でも、ぐちゃっと適当に入れてしまうとかさばりますし、洗濯槽のなかで片寄ってしまいうまく回らない場合があります。たたんでネットに入れたほうがスムーズに洗濯できます。
たたみ方は、普段肌に接している面(毛布の裏側)を表に出すようにジャバラ(山折り谷折り)に折り、細長くなった毛布をまたジャバラに折ります。こうすることで、汗や皮脂がたくさんついて汚れている面を効率よく洗えます。
自宅に毛布が入るくらいの大きい洗濯ネットがあれば、折ってそのまま入れます。手持ちのネットがなければ、色落ちしないひもで縛るだけでもOK。
もしも毛布洗濯専用のネットを新調するなら、このような筒状のタイプ↓がおすすめです。Amazonで見てみる>>>
筒状のネットに毛布をくるくると丸めて入れれば、洗濯槽にすっぽり収まり洗濯中も片寄ったり絡んだりしないので、途中で止まることもなく快適に洗えます。ひとつ手元にあると便利ですね。
毛布が洗濯機にきちんと収まることを確認したら、次は干す場所がきちんとあるかを確認。
毛布を広げて干すとなると、かなり広い場所が必要になります。自宅の物干しスペースを確認して、毛布を広げられる十分なスペースがあるか確認します。
また、理想的には一日を通して十分に日照がある場所に干したいところ。立地的に日当たりが良くない物件にお住まいの方は、乾きにくい冬の時期は諦め夏に洗うなど、工夫が必要になります。
キレイに洗濯ができても、完全に乾燥させるように干せなければ、雑菌が繁殖して洗う前よりにおいが気になるように・・・なんてこともありえます。物干しのスペースの確認、忘れないようにしましょう。
毛布を洗濯機で洗う★洗剤の種類や洗濯のコースは?
毛布が洗濯機に収まり、干す場所も大丈夫!となったら次は実際に洗濯していきましょう。
毛布を洗うのにはどんな洗剤を使うべきでしょうか?洗濯表示には洗剤の種類までは指定されていませんから迷いますね。
「ふんわりしたデリケートなものだから、おしゃれ着用洗剤が良さそう」と思ったあなた、正解です!
普通の洗剤でも汚れは落とせますが、毛布に使われているアクリルやポリエステルなどの素材は、摩擦などの強い力に弱くシワやヨレができやすいのです。そのため、普通の洗剤より生地を傷めにくいおしゃれ着用洗剤が最適です。
また、普段の洗濯に使っている一般的な洗剤だと、洋服を白く仕上げるために蛍光剤が配合されていることもあります。変色などを防ぐためにも、安易にいつもの洗剤を使わず、おしゃれ着用洗剤を使った方が安心です。
洗濯のコースは標準のままで良いのでしょうか?「毛布」コースがあるのならそれを選べば間違いないですが、ない場合でもいつも通りジャブジャブ洗うより、弱水流にした方がヨレや毛羽立ちが少ないくなるでしょう。
柔軟剤を使うとふんわりと仕上がるだけでなく、静電気防止効果でほこりを寄せ付けにくくなるというメリットもあるので、忘れずに入れましょう。
脱水は実は短めでOK。ポリエステルやアクリルは水切れが意外と良いですし、強い力を長時間かけることは毛布を傷めないために避けたいので、いつもより短時間にしておきましょう。
手洗いするなら浴槽で★きれいに仕上げるコツ
洗濯機での洗い方はわかりましたが、手洗いしかできない素材や大きさの毛布はどうやって洗うのでしょう。
「手洗いって、本当に手で洗うの?」と思ったあなた、ご安心を!自宅で洗濯機を使わずに毛布を洗うには、「浴槽」で「足踏み洗い」するのが正解です。
まずは浴槽に、洗濯表示通りの温度のお湯を毛布がつかるくらいの量張り、洗剤を入れよく混ぜておきます。手洗い表示のものは洗濯機よりさらにシワやヨレができやすいので、必ずおしゃれ着用洗剤を使いましょう。
浴槽はしっかり毛布を広げられるスペースがありますので、四つ折りくらいにした状態で洗濯液に沈め、足で隅々までまんべんなく踏んで洗っていきます。
途中で裏表を返しながら、汚れが落ちて水が黒くなってくるまで踏み洗いします。洗剤で滑らないよう注意しながら洗ってくださいね。
十分に汚れが落ちたら次は脱水です。まずは毛布を端に寄せ、浴槽の栓を抜いて汚れた洗濯液を排水してから、体重をかけて足で踏みしめ水分を絞ります。ここでしっかり脱水しておくと、次のすすぎが楽になります。
脱水ができたらしっかりすすいでいきましょう。浴槽にお湯を張り、毛布を沈めて再び両足で踏みます。しっかり踏んで、毛布に含まれた洗剤液を完全に出します。洗剤が残っていると、乾いた後でもカビやにおいが発生する原因になってしまいます。
すすぎをきちんとするために、水を抜いてもう一度同じことを繰り返します。最後に柔軟剤を忘れずに入れましょう。
最後は脱水です。水分を絞り出すように踏んだら、浴槽に少しの間かけておいて、より水分が抜けるようにします。手洗い表示の毛布は脱水も洗濯機は使えないので、ちょっと大変ですが頑張りましょう。
脱水がしっかりできたら後は干すだけ。次は自宅で毛布を干すときの大切なコツをお教えします!
ちゃんと乾くかどうかは干し方で決まる
自宅で洗濯した毛布を上手に干すコツは、「2本の物干し竿を使ってM字状に干す」です。こうすることで、毛布同士が重なることなくよく風が通り、表も裏も効率よく乾かすことができます。
ベランダの形状から1本しか竿がかけられない人も、ハンガーを使えば大丈夫。毛布を掛ける竿の下にハンガーを何本かかけておくと、下に空気の通り道ができるので、竿を2本使うのと同じように乾きやすくなります。
さらに、洗濯をするならなるべ朝早い時間から始め、少しでも長く風や日光に当てて良く乾かします。干している途中で裏表を返すと、より早くまんべんなく干すことができます。
ひとつ注意すべきなのは、洗濯表示に陰干しマークがある場合や色の濃い毛布は、直射日光に当てると色が褪せてしまうことがあります。そういう時は風邪通しのよいところで陰干ししましょう。
完全に乾いていないのに押し入れなどにしまい込むと、せっかく洗ったのにカビが発生し使えなくなってしまいます。
一日で完全に乾かなかったら次の日も干すなど、干す手間や時間は惜しまないように。最後まで気を抜かないで仕上げましょう!
ルールが分かれば怖くない★毛布の洗濯は自宅でできる!
自宅で毛布を洗濯する方法を詳しくご紹介しました。
ふわふわした繊細そうな生地や面積の大きさで、今まで洗うことを敬遠していたあなた。この記事を読んでみて少しは「洗濯してみようかな?」という気持ちになったのではないでしょうか。
毛布の素材に合った洗濯の方法を知り、基本的な洗い方さえわかれば、あとは難しいことはありません。
毎日使う寝具はいつも清潔にしておきたいですよね。定期的な自宅でのお洗濯で、快適な状態を保っていきましょう!
by kei
羽布団も洗っています!
管理人です。実は私、羽布団も洗ってます。
さすがに新しいときは怖かったので、6.7年目位になってからです。
シングルで小さめだったので、洗濯機にも余裕で入りました。
洗ったときは、ペッチャンコになって、かなり焦りましたが、
太陽の光を浴びて、午後には大分ふっくらしてきました。
日頃は羽布団掛けシーツ洗濯で、夏の暑い日に羽布団を洗います。
良い羽布団は持ちがいいとは聞いていましたが、
まあ、なんやかんや20年以上使っていますので、
非常によいお買い物でした。
毛布を足もみする場合、湯船で足もみ洗い・すすぎ・脱水が終わって、
最後に浴槽に少し斜めにかけて水分をよく出してあげてください。
結構水分が絞りきれず、2Fのベランダに運ぶまでには、
バスタオルでくるんで持って行きます。
そんな水分も本当に乾くか心配ですが、
天気の良い日ならちゃんと乾いてくれますのでご安心を。
ちょっとこちらも斜めがけをすると、重力で水分が落ちてくれます。
ダブル毛布は、借りれるものならご主人の協力要請を(^^(重いので)
では、自宅毛布洗濯デビュー、ファイト♪です。