薄墨桜ウォーキング 岐阜県根尾谷さくらの見ごろと開花予想

薄墨桜ウォーキング 岐阜県根尾谷さくらの見ごろと開花予想

岐阜県本巣市には見事な薄墨桜(うすずみざくら)のある、淡墨公園があります。この公園をゴールとして毎年3月になると様々な人が楽しむことができるウォーキングイベントが開催されます。今回はそんな薄墨桜ウォーキング(正式名称:薄墨桜ロマンウォーク)をご紹介します。

見出し

岐阜県本巣市根尾谷の淡墨公園

岐阜県本巣市は織田信長の居城、岐阜城のすぐ近くにある街です。淡墨公園は、市の中でも北側にある公園で周囲は山に囲まれています。

淡墨公園の根尾谷淡墨ザクラは4500㎡の芝生の敷地内にあります。樹齢はなんと1500年と言われ、本当なら古墳時代からこの場所に立っていることになります。

樹の高さは16.3メートル、幹の太さは9.9メートルもあり一本しか立ってないにもかかわらず大変な存在感を漂わせています。

大正11年(1922)に由緒ある桜の代表的巨樹であることを理由に天然記念物に指定されました。

桜で天然記念物に指定されているのは、次の3ヶ所で、

  • 福島県田村郡三春町の「三春滝桜」
  • 山梨県北杜市の「山高神代桜」
  • 岐阜県本巣市の「淡墨桜」

日本三大桜と言われています。

日本三大桜 根尾谷淡墨桜(3分29秒)※一番閲覧回数が多いものです。

淡墨桜花がつぼみの時は薄いピンク色、満開になると光るような白色、散り際には薄い墨色を帯びるためこの名がつけられました。非常にロマンチックですね~。

毎年、開花の季節(2015年は3月下旬から4月下旬)には夕方6時40分から夜9時までLED照明によるライトアップもされていて、淡墨桜の光るような白色が本当に光り出します。

淡墨桜と星 (※1分39秒あたりにライトアップ風景 合計2分27秒)

淡墨公園は樽見鉄道の樽見駅より徒歩約20分の所にあります。周囲には桜の資料館やお土産屋さんもあるので、観光にはうってつけです。

根尾谷さくらの見ごろと開花予想

根尾谷さくらの見ごろ予想は、

例年 4月上旬 ~ 4月中旬となっております。

が、今年のように、暖かくなったり寒くなったりでは、見頃がどう変化するかわかりません。

そこで、本巣市のホームページにライブカメラが設置してありますので、

近くなりましたら、ご確認いただくのが、一番かと思います。

本巣市のウェブサイト→ こちらです。

見頃情報は、ライブ映像で、
またサイト内の開花状況では、ご丁寧に毎日の画像がアップしてあります。

予定を立てる時は、過去の開花情報がPDFとして見れるので、だいぶ予想もたてやすくなります。

早春 淡墨桜浪漫ウォークについて

淡墨公園では毎年、早春淡墨桜浪漫ウォークという催し物が開催されます。

平成28年の今年は、

3月19日・20日

に開催される予定です。

【3月19日のコース】

それぞれの体力に合わせて、下記から選ぶことができます。

  • 5㎞(樽見鉄道高尾駅出発)
  • 13㎞(鍋原ポケットパーク出発)
  • 18㎞(旧長瀬小学校出発)
  • 28㎞(本巣市役所本庁舎出発)
  • 38㎞(瑞穂市民センター出発)
  • 60㎞(真清田神社出発)

【3月20日】

樽見鉄道樽見駅広場からの1コースでゴールは両日とももちろん淡墨公園です。

参加される方は早春淡墨桜浪漫ウォーク実行委員会まで参加申し込みを郵送で送ります。

受付は2月26日までですのでお早めに。

参加の申し込みは実行委員会まで連絡するとパンフレットが郵送されます。
申し込みの受付ができると参加登録証の葉書が送られてくるそうです。

この他早春淡墨桜浪漫ウォーク実行委員会のホームページからも申し込みができます。

なお早春淡墨桜浪漫ウォーク実行委員会のホームページではコースの概略図やパンフレット、前回大会のスナップ写真、樽見鉄道のホームページのリンクもありますので、参加前にチェックすると良いでしょう。

by June

根尾谷 薄墨桜のグーグルマップ ストリートビューできます!

あとがき☆

いつだったでしょうか、ネット情報がまだ少ない頃、女性4人で東京から車ででかけました。

かなり遠かったのですが、あいにくペーパードライバーだったので、後ろで寝ていて楽してました。結局先輩方2人に運転させることになって、ちょっと睨まれもしましたが。笑。

そうです、情報もなかったので、去年はもう今の時期咲いていたよという情報だけを頼りに先輩が、勝手に企画したんです。

訪れて愕然。つぼみの気配もありません。

「さ、さくらはどこ?」とは、決して口に出せませんでした…。

その年は、過去の桜情報を見ると、時折1.2週間遅れている年があります。まさにそんなとき。

この薄墨桜、メインは、その中央の樹齢1500歳以上にもなられる、貫禄という言葉があまりにも物足りないようなお方です。

桜が一枚も咲いていないと、そこに鎮座しますは、ドンとした、真っ黒いおおきな胴体だけで、高齢者を支えるかのごとく、あちこちに支えがしてあり、

「お、おとうさま、だいじょうぶですか…」と心配してしまうご様子でございました。

なんだか、観光客に見せたいがために、ギブスをたくさんあてがっても働かせる、人のエゴのような気がして、悲しくなりました。同行した一人にそのことを言っても、そんな風には感じていないようでしたが。

時が経ち、まさかこんなブログを書くようになるとは、当時思ってもいませんでしたが、今の時代の便利なこと。ネットでスマホで検索すれば、そう桜の見頃を外すことは少ないでしょう。

私にとっては、もう一つ良いことがありました。当時見損なった薄墨桜の「我ここにあり」と、それは、老体に鞭打った姿ではなく、ゆうゆうと今もなお、立派に咲き誇られている動画を見ることができたからです。やっとあの時の、切ない気持ちが少し楽になりました。

薄墨桜さん、今後も長生きなさって、勇姿をみんなに届けてください。また会えるといいんですけど。

by emilie

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