日本全国にある桜の名所。その中でも夜桜の名所と言えば新潟県上越市の高田公園です。今回は100年以上の歴史を誇る高田城百万人観桜会をご紹介します。
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高田公園とは
高田公園は、高田城というお城の跡に作られた公園で、江戸時代に徳川家康の6番目の息子として生まれた松平忠輝というお殿様が築城しました。
高田城は伊達政宗の指揮のもと4ヶ月で築城されましたが、できた当時は石垣も天守閣もないお城で、まさに平和な時代に建てられた象徴のようなお城でした。
現在では、「日本の歴史公園100選」の1つにもなっています。
公園内には、高田城を再現した高田城三重櫓の他に、数々のスポーツ施設と博物館、図書館に高校などが敷地内には立ち並び、市民の憩いの場となっています。
最寄り駅のJR高田駅からは約15分の所にあり、町並みは城下町の街並みを生かして作られています。お城周辺は碁盤の目のようになっていますので、初めて来た人でもとってもわかりやすい道のりになっています。
毎度おなじみ、百聞は一見にしかずの動画はこちら↓です。
日本三大夜桜の高田城〜日本の花旅 新潟県高田公園〜(1分25秒)
高田城百万人観桜会について
高田城百万人観桜会が現在のように市民が自由に楽しむことができるようになったのは、今からちょうど90年ほど前のことです。
現在では「桜の名所100選の地」として有名で、公園のメインロードには新潟県上越市の名物の露店300軒がずらっと並んで賑わいを見せます。
高田公園の桜はソメイヨシノをメインにシダレザクラなど4000本の桜があります。
なかでも夕方6時から夜10時までライトアップされるのは三重櫓の周辺にある桜で、3000個以上のボンボリがその姿を闇夜に浮かび上がらせます。
ちなみに、日本三大夜桜 は、次の3つです。
- 高田公園の桜
- 上野恩賜公園の桜
- 弘前城の桜
高田公園の桜は、東日本に住んでいれば1度は見たい桜と言って良いでしょう。
2016年の観桜会の詳細情報はまだ公式に発表されていませんが、ライトアップした桜の並木道「さくらロード」は間違いなく設置されるようです。
高田城百万人観桜会見どころ&開花予想
2016年の観桜会は,
4月上旬から中旬(2016年4月1日~4月17日)に行われます。
北陸新幹線も開通して1年が経ちますので、その効果もあり市民だけでなく、旅行客の人出も見込めるでしょう。
観桜会の今年のみどころはやはり、農産物でしょう。寒暖の差が激しいため、その分例年にはない特産品が出ている可能性もあります。
もちろん夜桜も美しいことは間違いないですが、花より団子という人にも今年は嬉しい出会いがあるかもしれません。
by June